とある法務部員の備忘録

某IT企業に勤めるアラサー法務。法律、時事問題、英語、雑記、ブログ運営などについて自由気ままに書き綴っています。

英米法・英文契約

紛らわしい法律英語の使い分けについて

法律英語の中には、似たような意味をもつ単語が複数あるために、使い分けが紛らわしいものがいくつかあります。 そこで、本日は、英文契約などで見かけることの多い単語のうち、使い分けが紛らわしいものをいくつか取り上げ、その違いを検証していこうと思い…

英文契約の正しい日付の表記方法

英文契約に署名する際の日付って、ちょっと迷いませんか? 国内契約書だったら、「平成」という和暦元号を用いるか、西暦を用いるかという選択肢ぐらいしかありませんが*1、英文契約書の場合、「11/10/2017」「11.10.2017」というように、スラッシュやピリオ…

書籍レビュー(10)「体系アメリカ契約法」

今回ご紹介する平野先生の「体系アメリカ契約法」は、英文契約のドラフティング前に読む本としては超有名であり、アメリカ契約法のコンセプトを理解することを目的として執筆されています。ご存知の方は既にお持ちかと思います。 ちなみに、「アメリカ企業は…

英文契約の頻出表現まとめ

今回は、英文契約の頻出表現をいくつか紹介したいと思います(別の機会に、頻出単語・用語も書いてみます)。 ただ、頻出とは言っても、筆者がよく見かける…という類のものですので、業界や契約の種類によっても違うでしょうし、締結先企業の国によっても違…

アメリカ法(2)補償条項(Indemnity)の機能と修正の方向性

(2017年7月26日公開) 英文契約の中には、「Indemnity Clause(or hold harmless clause)」という特殊な条項があります。例えば、以下のようなものです。 Each party shall indemnity, defend and hold harmless the other party, their affiliate, respec…

英文契約における但書き(proviso)の表現方法

日本語の契約書でも、ずらずらと原則を述べたあと、「但し」と前置きしてから、例外を書いていることがありますよね。「Aの場合は、Bとする。但し、Cの場合はこの限りではない。」といった具合に。法律の条文でも、例外を定める場合はこのような書き方が一般…

アメリカ法(1)RECITALSから始まる英文契約

どうも、まさぽちです♬ 今回より連載企画としまして、英文契約によく出てくる条項について、色々書いてみたいと思います。第1回目のテーマは「前文」です。ちなみに、特に明記のない限り、アメリカ法(コモンロー)をベースとしています。 前文と聞くと、「…

書籍レビュー(3)「英文契約一般条項の基本原則」

今回紹介する法務系書籍は、「英文契約一般条項の基本原則」です。 英文契約に携わる機会の多い法務担当者さんでしたら分かると思いますが、取引の種別・ジャンルにかかわらず、一般条項って大体どれもパターン化しています。 これって、別に英文契約に限っ…

書籍レビュー(2)「はじめてのアメリカ法」

今回紹介したい書籍は、樋口先生著「はじめてのアメリカ法」です。 本著は、樋口先生が、大学の講義の内容を全15回+補講1回に分けて解説したものであり、そういう意味では、これから英米法・判例法のことを学ぼうとする学生向けの書籍という位置づけかと思…