とある法務部員の備忘録

IT企業で法務をやっている独身アラサー。法務系のネタ、英語、雑記、ブログ運営などについて自由気ままに書き綴っています。

日本人に合っていたSNSは意外とmixiだったんじゃないの?っていうお話

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mixi_facebook

(2014年12月23日公開)

 なんとなく最近、「Facebookを事務作業的にやっているなぁー」と思う一方で、「mixi が懐かしいなぁ」と思う自分がいます。「Facebookに嫌気が差している」と表現すると、僕の場合はちょっと違うんですが、何ていうか、「嫌ではないけど、楽しくもない」んですよね。

 こう感じる人は僕だけでしょうか。mixi を一度もやったことが無い人はそのように感じる事はこの先永遠に無いわけですけど、mixi世代の人で、毛の先程度だけでも共感出来る部分があるなら、今回の記事を読んで頂けると幸いです。

 

 んで、先ず以て僕のSNS歴。

  これを言うと僕の実年齢がバレてしまいそうですが、僕が大学生だった頃に mixi が大ブームで、周りは皆 mixi をやっており、時代の流れには逆らえないということで、僕もやってました。

 その後、実際どれくらいの期間 mixi を続けていたのかあんまり覚えていないんですが、多分大学を卒業するぐらいまではやっていたような気がします。期間にして3年ぐらいですかね。アカウントはまだ残っているんですが、ここ2年ぐらいログインしてません。パスワードも忘れました(そういう人も沢山居ると思います)。

 

 それで、社会人になってから Facebook をやり始めました。僕の場合は自然と Facebook に移行したというわけではなく、SNS空白期間があったわけです。SNS自体に嫌気が差してましたから。Facebook をやり始めた理由は、やっぱり「周りがやっているから」です。いい加減懲りろよって感じですがww

 ただ、mixi を辞めて Facebook に移行したというパターンは結構多いはずですよね?というわけで、mixi の全盛期を体験し、Facebookの全盛期も体験中の僕が、SNSについてちょっと感じていることを書いてみます。

 あくまでも、自分自身の経験則に基づく僕の主観ですので、「いや、それは違うよ」という部分が出てきても大目に見て下さい(笑) 

 

mixiとは何だったのか。

  あの時の mixi は招待制で、誰かの招待が無いと登録すら出来ませんでした。今思うと、凄い話ですよね。皆、とにかく mixi をやりたくて、「招待して!」って必死でした。

 かく言う僕はと言うと、そういうのはホント疎くて、「みくしーって何?それ美味しいの?」って感じでした。あんまり興味なくて、自分から「招待して」って言うことは無かったんですが、その当時、マイミク数を競うっていう風潮があって、僕の友人にも、物凄い数のマイミクがいる奴が居たんです。そいつから「mixiやってないの?招待するよ?」って。

 「いやいや、興味ねーし、絶対マイミク数を増やしたいだけだろ」って思いつつ、その提案を受け入れたんです。それが、僕とSNSとの出会いでした。

 

 まあ、やり始めてみると、これが意外にも面白いわけですよ。僕がまず面白いと思ったのは日記。誰が見てくれているか分からないけど、とりあえず日常生活について感じたこと・思ったことを書いてみる。そしたら、(数少ない)マイミクさんが反応してくれる。SNSでは当たり前なんだけど、それが凄い新鮮でした。あと、通じる人が居てくれたら嬉しいんですけど、個人的にはバトンが好きだった。

 次に面白いと思ったのはコミュニティ。これは多分mixi最大の成功だと思うんだけど、本当に星の数ぐらい色んな趣味の集まりがあって、色んなコミュニティに登録したり、時には自分でコミュニティを立ち上げたり、意見交換や情報交換の場として、あれほど充実しているものは無かった。高校時代の一部の友人だけでコミュニティを作って、しょうもない話で盛り上がったのも良い思い出。

 それ以外で言うなら、ゲームとか、好きな音楽・映画・本のレビューとか、特定の人とのメッセージとか、どんな人が足跡を付けたのか確認するとか(?)。

 

 とにかく、僕にとってのSNSってこれだったんですよ。簡単に趣味を共有出来る。自分の考えを発信出来る。古い友人とも繋がれる。ネット上だけの繋がりも作れる。複数人と同時に意思疎通を図れる・・・等々。場合によっては、コミュを通してオフ会に参加したり、リアルでも繋がりを増やせたって人も居ると思います。

 LINEが無い時代でしたから、僕は、個別的・事務的な連絡であればメール。趣味の話題で盛り上がったり、グループトークをするならmixiって住み分けでした。

 

 でも、皆さんご存知の通り、そんな楽しいmixiも廃れていったんですよね。廃れてしまった原因は色々ありますし、皆さんもよく知っていると思うので、詳しくは書きません。ただ、個人的な話をすれば、よくあるSNS疲れでしょうか。mixi中心の生活とまでは言いませんが、mixiでの繋がりがかなり重要でしたし、リアルの関係をネット上に持ち込んじゃったので、色々気を遣うことも多くて。

 「もうSNSは良いかな」と思った大学4回生頃の僕でした。

 

Facebookはmixiの代わりではない。

 それから数年経ち、社会人になってから、Facebookを始めました。その時は、「ああ、またSNSか。程々にしておこう」って思いつつ。

 

 だけど、Facebookを始めてみると「あれ?」と思うことの連続。

 日記が無かったので「あれ、日記は?」と思ったし、映画や音楽をレビューするという機能もないし、コミュニティも見当たらない(グループってのはあるんだけど)。「どうやって趣味を共有するんだろう?」と。また、実名でしか出来ないので、自ずとFacebook上での繋がりは、リアルでの関係に限定される。

 「あれ?SNSって、こんなんだっけ?」というのがファーストインプレッション。

 

 また、僕が mixi をやっていた時とは状況が変わっていて、LINEとか、Skypeとか、Twitterとか、他にも便利なサービスが普及済み。なので、匿名でSNSやりたい人はTwitterに流れちゃったし、親しい友人との連絡手段はLINEに切り取られた。その他、Instagramとか、写真を共有するSNSに特化したサービスに移行したって人も居ると思う。SNS自体に懲りちゃった人は、2ちゃんねるで良いやってなったのかな。

 

 そうやって他サービスに切り取られて残ったものがFacebookなんじゃないかと思ってて、だから面白くないのかなと思う。

 リアルの関係とFacebook上での関係はイコールだから、現実世界における本音と建前の部分がそのまま反映されてる。僕も、何か投稿する時は、そういったリアルの関係を意識せずにはいられない。皆どこかよそよそしく感じるし、友達の投稿を見ても、どうコメントして良いのか分からないものが多い。多分自分もそういう投稿をしているんだろうと思う。

 mixiをやっていた頃は、友達の本音が聞けた気がしたし、自分も本音を書いた。たまたま僕がそうだっただけかもしれないし、思い出補正がかかっているかもしれないけど、これは今のFacebookには無いと断言出来る。現実世界における表面を取り繕う社会性を、ネットに持ち込んだだけ。リアルの繋がりを強度に要求するFacebookよりも、むしろmixiの方が人間関係を重視する作りになっていたと思う。

 

 というわけで、僕は、Facebookはmixiの代わりにはなり得ないと思ってる。

 今は、コミュニティが懐かしくて、Google+をやってますが、これも実のところ何か違う。近いんだけど、ちょっと違うんだよね。

 

日本人に合ったSNSを再興するか、SNS自体を捨てるか。

 mixiが廃れてしまったのは本当に残念なんですが、今更ながら思うのは、「折角日本人の性格に合ったSNSだったんだから、もっと上手く出来なかったの?」ということ。

 

 mixiって、要するに「内輪の村の集まり」なんですよ。それぞれの村に特色や文化があって、村の中で共存してる。基本的に他の村同士は干渉しない。そういう独立した村が沢山あって、一つの大きな「国家」を形成している。日本って古くからそういった村社会の国なんだから、これが日本人に受け入れられたのは当然の話。

 ところが、何を思ったのか、招待制・足あと機能を廃止してしまった。これで誰でも気付かれずに村に侵入することが出来るようになったため、結果として居心地の悪いコミュニティを作ることの原因となってしまう。

 

 片や、Facebookはと言うと、こちらは完全に個人主義の世界。

 個人の外には、無数の個人が存在しており、個人 対 個人を嫌でも意識させられる。mixiみたいに、個人の外に、無数のコミュニティ(村)があったのとは大違い。個人主義・自由主義国家であるアメリカが発祥なんだから、実によく国民性を反映してるなと思います。でも、日本人には合いませんね。

 日本人は、個人としての自由を保障することよりも、村社会の存立を確保し、村社会の一部としてのアイデンティティを与えることで、自分自身を保てる国民なんです。Facebookは根本的に合っていない気がしてなりません。個人的には、そんなに遠くない将来、日本においてFacebookも廃れると思います。

 

 では、Facebook無き後、日本におけるSNSはどうなるのか。

 SNSは、どれだけの人間が利用するか、メジャーなプラットフォームになれるかという部分に大きく左右されるので、その時点において一番利用者が多いSNSが取って代わるということになるかと思います。ただ、mixiも駄目だった、Facebookも駄目だったとなれば、もはやSNS自体を利用する人が激減すると思いますが。

 そうでなければ、やはりmixi的な、日本人に合ったSNSが再び盛り上がって欲しいと思うんですよ。mixiが廃れてしまったのは、予想外に普及したスマホへの対応が遅れてしまったこと、日本人の特性を把握し切れず、マーケティングがブレにブレまくったことも、失敗の要因だったと思うので、そういった失敗を成功に繋げて欲しいですね。