とある法務部員の備忘録

IT企業で法務をやっている独身アラサー。法務系のネタ、英語、雑記、ブログ運営などについて自由気ままに書き綴っています。

BLJ11月号のコラムを読んだ感想(現代ビジネスの特徴や方向性について)

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BLJ11月号_コラム

  現在、会社で購読している雑誌のひとつに、法務担当者にはお馴染みの「ビジネスロージャーナル(BLJ)」があるんですが、BLJ編集部の方、すみません。最近あまり時間がなくて、流し読みが多かったです…(;´・ω・)

Business Law Journal(ビジネスロージャーナル) 2017年 11 月号 [雑誌]

Business Law Journal(ビジネスロージャーナル) 2017年 11 月号 [雑誌]

 

 

 上司からも「読んでないだろw」と核心を突かれ、さすがにちゃんと読まないと…と思い目を通してみたんですが、今月号は、西村あさひの弁護士・松尾先生のコラムが面白かったので、ちょっと触れさせて頂きます。NDAの特集については既にたくさん触れられていると思うので割愛します。

(BLJのレビューを書くことはあまりないと思いますが、もし面白い記事があったら、またレビューを書いてみたいと思います)

 

アイドルビジネスが示唆する双方向性社会

 コラムの冒頭、「Fin Tech」という言葉が目に飛び込んできたので、「お、金融イノベーションの話か」「ビットコインに言及するんでしょ?そうなんでしょ??」と勝手に想像していると、そのあと、予想外のコメントが続く。「私は、金融規制法とアイドルの「オタク(ヲタク)」である。DD(誰でも大好き)である。「主戦場」は「地下」である。

 

え…?( ゚д゚)ポカーン

 

 ああ、確かにコラムの題名は「アイドルに学ぶ現代経済社会」とある。…いや、そこはいいんだよ。いきなり、何の告白なんだ(笑)どうやら、アイドル(ビジネス)が示唆する現代経済社会の特徴や問題点について書かれているようです。

  全部で6つほど挙げられているのですが、その中でも私が特に関心を惹かれたのは「双方向のコミュニケーションを通じた「承認欲求」の充足」という部分。ファンは、アイドルのライブや物販を通じて「元気」や「ホスピタリティ」をもらう。他方、アイドルは、ファンからのコールやTwitterでの応援の言葉で「元気」や「幸福感」をもらう。相互に承認欲求が充足されているでしょう?というわけです。

 

 確かに、これはYouTuberの活動を見ていてもそう思います。

 YouTuberは、面白い動画を挙げて視聴者を満足させるだけでなく、YouTubeチャンネルのコメント欄やTwitterなどのSNSを通して、視聴者とコミュニケーションを図ったり、場合によっては、オフ会を開催することもある。情報の送り手と受け手が双方向にコミュニケーションをとって、それぞれの承認欲求を満たす関係性を見ることができます。

 

 逆に言うと、情報やメッセージが一方通行のビジネスって、もはや現代人の感覚に合わなくなってるんじゃないかと思う。言うまでもなく、テレビとか新聞とか、ステレオタイプのメディアのことですけど。

 今や、誰もがメディアになり得る時代であり、そんな時代にあって、「情報の信用性」こそ求められたとしても、自己承認の妨げになるような「情報の権威性」は求められていないように感じるのです。そのような情報の先にあるのは、批判、拡散、まとめ、炎上です。双方向性がないですからね。承認欲求を満たしたい人にとって、「自己を承認してくれない情報の送り手」に価値なんか無いのです。

 

結びに

 最後に、松尾先生は、アイドルヲタクと企業法務との間には共通点があると指摘されています(最後に、無理やり企業法務の話を持ってきたように思えなくもないですが…笑)。

 確かに、企業法務ってヲタク的な一面があると思います。人がどうでもいいと思うところに、むちゃくちゃ執着したり、こだわりとモチベーションをもって仕事に取り組むってのはまさにそうだなーと。そんなヲタクである私は、心のどこかで、自己の承認欲求を満たしてくれるアイドルを欲しているんですかね。